仕事に対する姿勢を変えようと思った話

好きなことを仕事にできる人が羨ましい。

私は「好きなこと」が分からないから。

だから明日からまた仕事に行く。好きでもない仕事を、好きでもない人たちとするために。

でも、コロナのせいで先が見えない今は、仕事があるだけでありがたい。サービス業ではないから仕事があって衣食住が整う。好きな仕事をしたいなんて現在においては言ってはいけないグチなのかもしれない。

とはいえコロナが収まったら必ず好きな仕事をしてみせる。

そのためには自分が何をして働きたいのかを見つけることとロールモデルを見つけることが必要だ。

 

ふと、生活に笑いという彩りが欲しくてyoutubeでコントを観た。シティボーイズサンドイッチマンのコントを。

二組のコントを観て思った。

惰性でやっているな、と。

いや、惰性という表現は適切でないかもしれない。自分たちのやりたいことよりも客が求めていることをやっているな、と。

 

歌手でもそうだと思う。

そのときの気分じゃなくても一番有名な曲を必ずコンサートで歌わなければいけない。

THE YELLOW MONKEYもの吉井さんも言っていた。自分が作りたい曲よりも売れるための曲を書いたと。

漫画家の「ふしぎ遊戯」の作者渡瀬悠宇も1/3に書いていた。「初めて印刷されたときは吐いていた」「自信がなかった」「読者に受け入れられるように書いていた」と。

出来上がった作品は本当に素晴らしい。イエモンの曲はふと頭によぎるし、「ふしぎ遊戯」も大人になって読んだら、自分の変え方や努力の仕方、愛情とは何かを描いていて深い。本当に素晴らしい作品だった。

 

プロの中のプロは、人に求められるものを提供している。

人が喜んでお金を出すためには、時間を割いてもらうには、自分のポリシーを曲げてでも人に迎合する必要があるみたいだ。

そんな人たちが努力して努力して努力して、好きな仕事とはいえストレス抱えアンチから攻撃されようとも仕事しているのに、私は「好きじゃないことだから」と言って逃げて逃げて逃げて適当に仕事をしていたと思った。

派遣だから、好きな仕事じゃないから、ちゃんと教えて貰ってないから、なんて言い訳ばっか言って自分の責任じゃないように振舞う。そんな自分が恥ずかしくなった。

こんなんじゃ好きな仕事が見つかっても、また逃げるだろうなと思った。

 

どんなに好きな仕事でも、ツラいときはツラいのだろう。

ツラくない仕事なんてないんだ、なんて言いたくないけど

「好きな仕事をすること」に幻想を持ち続けるのはよくないと思った。

楽しいことしかない仕事なんてないんだ。

楽な仕事なんてないんだ。

お金を貰うって、お金を払ってくれる人が感謝してくれることだから、感謝されないと、喜んでもらえないとお金ってもらえないんだ。

でも、好きなことだったら楽しんで努力もできる。前述した渡瀬悠宇もマンガを描くことが好きだと書いていた。アクションシーンを描くためにカンフー映画を模写したと書いていた。好きでなければ寝食を惜しんで努力なんてできない。

 

好きなことを仕事にするのは当たり前のこと。でも、好きだから楽できるわけではないし、人に喜んでもらおうという気持ちは絶対どの仕事でも持ってなきゃいけないんだって思った。

一流の人の仕事ぶりを真似したら自分も一流にそのうち近づけると思う。

頑張ろう。